高齢出産のリスク:卵巣腫瘍合併症
高齢出産のリスクに卵巣腫瘍合併症というのがあります。
妊娠に合併した卵巣腫瘍の頻度は、総分娩比で0.1~0.6%程度で稀に起きる症状なのです。
また、その大部分が黄体嚢胞であり、この場合には治療の必要は全くありません。
妊娠初期の検診で「卵巣が腫れている」と指摘されたとしても、大部分が類腫瘍性病変の一つである黄体嚢胞です。
しかし、気をつけなければならないリスクとして、黄体嚢胞などが否定された真の卵巣腫瘍も認めらる場合があります。
この場合は、良性、悪性の鑑別が重要になってきます。
悪性あるいは悪性が疑われた場合には勿論ですが、良性でも腫瘍が大きい場合には妊娠中であっても原則的に手術療法となります。
また、卵巣腫瘍合併症リスクの中に類腫瘍性病変というものがあります。
類腫瘍性病変とは、その名のごとく卵巣腫瘍と同じように卵巣が腫大し大きくなる点では似ています。
しかし、真の卵巣腫瘍ではなく、黄体嚢胞、妊娠黄体腫、卵巣過剰刺激による卵巣腫大などであります。
子宮内膜症を合併している場合には、卵巣子宮内膜症が認められることもあります。
黄体嚢胞の代表的な存在であり、妊娠初期にはしばしば合併することがあります。
診断において最も大切なことは真の卵巣腫瘍との鑑別です。
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