高齢出産のリスク:前置胎盤・常位胎盤早期剥離の増加
高齢出産のリスクは多いのですが、前置胎盤・常位胎盤早期剥離の増加は確実に増加しています。
妊娠全体の「前置胎盤」の発生は約0.5%程度です。
しかし、40歳以上の高齢妊娠では約2%程度まで増加していると報告があるようです。
前置胎盤とは、胎盤の子宮腔内の付着部位の異常を示す疾患をいいます。
すなわち前置胎盤とは、胎盤が子宮下部(子宮峡部あるいはその付近)に付着し、発育成長後にやがて胎盤の一部あるいは、全部が内子宮口に及ぶものでリスクは大きいといえます。
産科では、妊娠中期から後半期にかけて突発性の多量の性器出血をきたします。
無痛である為、突然の出血で精神的にもショックを受けますし、出血性ショックに陥るリスクの高い疾患であります。
そのために、母子の生命をも脅かすため、救急処置を要する疾患なのです。
また、高齢妊娠では、妊娠中毒症が発症しやすくなりますが、妊娠中毒症は常位胎盤早期剥離の病因の一つであるために、結果的に常位胎盤早期剥離の発症頻度も高率になります。
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