人工授精と卵巣過剰刺激症候群
なかなか妊娠できず、高齢出産になってしまうケースが多い中、人工授精の副作用とも言える症状があります。
卵巣過剰刺激症候群とは、不妊解消の為に排卵誘発剤を使用することで起きる症状です。
人工授精では、hMG製剤などで卵胞を刺激し発育させたあと、hCG注射により排卵を誘発すると、卵巣が腫れて腹水が溜まってくることがあります。
最初は卵巣の周囲のみですが、ひどくなるとお腹全体に広がることがあり、さらに進行すると血液が濃縮して血栓症が起きることがあります。
これは血管内から水分が漏出することで起きるのですが、人工授精(排卵誘発剤を使用)の難点でもあります。
結果、血圧低下・血栓を起こす・脳梗塞・肺梗塞などの生死に関わる危険な問題となってきます。
また、卵巣の腫大自体は茎捻転を招くこともあり、開腹手術を必要とする場合もあります。
人工授精排卵誘発剤を用いて、卵胞を人工的に多く作る場合、最初の段階では10~20個ほどの卵胞をそのまま成熟させる作用があります。
普段は親指ほどの大きさですが、20㎜もの卵胞が7~13cmくらいまでに腫れあがることもあります。
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